なので、多くの人が一度はこう考えたことがあるかもしれません。
自分で何もかもして忙しすぎて、「もう1人自分がほしい」と。
実は、多くの経営者や起業家は真面目ですし、毎日長時間働いています。なのに、ほとんどの人はビジネスで失敗するのです(ここに、ほとんどのビジネスが失敗する理由が隠されています)。
彼らはビジネスを維持するために、どんな煩雑な業務もすべて自分で全部処理して時間が足りなくなってしまいます。ですが、そんな状態では当然、優先すべき、業務に専念することはできません。集客、効果的な販売促進、新商品開発などのお金を生む業務まで手が回らず、毎日長時間やっているのは、結局増えていく雑務ばかりです。
ですが、想像してみてください、、、
あなたがもう一人現れて、あなたの今の仕事を全てやってくれるとしたらどうですか?あなたはまるまる時間があくので、あなたのしたい仕事に専念できます。
あなたは、マーケティング、営業開発、新規客獲得や新しい企画など、お金を生む重要なことだけに専念できます。そうすればあなたのビジネスは倍々ゲームで増やすこともきるでしょう。もう一人の自分がいれば、仕事量は倍になり、売上や利益も2倍になりますもんね。
最悪今の業務をもう一人の自分にやってもらうだけでも、あなた自身はその間に好きなことや趣味に没頭したり、休息を取ったり、行きたかった旅行に行ったり、あるいは、まるまる空いた時間を家族や子供と過ごしたりできますよね。そうすれば、精神的にも肉体的にも安定するので、よりよい生活ができるし、あなたは自由を得て仕事のテンンションも上がりますよね。
もう一人の自分を実現できる
バーチャル・アシスタントとは?
そんなもう一人の自分を実現できるのが、バーチャル・アシスタント(BA)です。在宅秘書やクラウドソーシングなど呼び方は様々ですが、バーチャル・アシスタントを活用すれば、ビジネスに必要なことだけ、したいことだけ、自分に向いていること以外は全てアウトソースすることができます(その具体的な方法が知りたければ、このまま最後まで読み続けてください)。
ビジネスをアウトソースしてシステム化(自動化)できれば、確かに効率的ですよね。ですが、そんな大掛かりなことができる予算も時間もない起業家や中小企業に最適で、同じような効果を期待できるのが、本書で伝授するバーチャル・アシスタントを使ったアウトソース術です。
2007年、ティモシー・フェリスの『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?』が出版されてから起業家たちの間でバーチャル・アシスタントの存在がクローズアップされました。この本のキモは、自分に必要なこと、したいこと、自分の好きなこと以外は全てアウトソース(自動化)して、最低限の労働でビジネスを行い十分な収入を得るようになるということでした。
ただし、この本の中にはアウトソースをして成功した実例の全体像が中心で、具体的なバーチャル・アシスタントの見つけ方やトレーニング、管理の方法などについては書かれていませんでした。ですが、本書はそれとは違い、本書1冊を手元においてマネすれば、ゼロからでもバーチャル・アシスタントを活用して、あなたのビジネスを成長させる方法を公開しています。
こんなことでもアウトソースできる?
アウトソースといってもあまり難しく考えることはありません。どの業務も、必要ならアウトソーシングできます。例えば、メルマガやブログのネタ探しのリサーチ、記事の編集、その後の設定と配信。面倒なWeb周りの処理。自分が元々やっていたメールや電話の顧客対応、歯医者の予約といった秘書的な業務や面倒な経理処理など。
(他にも、本書P260のバーチャル・アシスタントにアウトソースできる101のタスクをご覧になれば、本当に色々なことがアウトソースできることがわかります。)
月に100時間以上浮いた時間を増やす方法
簡単だけど手間のかかる単純な仕事。これをまかしてしまえば、日々の雑務に追われることはありません。いつもビジネスの成長に関わる重要な業務に専念できます。
そんな仕事は総合事務的な役割を果たしてくれる「ジェネラル・バーチャル・アシスタント(GVA)」に任せましょう。GVAを雇えば、こまごまとした面倒で反復的な業務からあなたを解放してくれます。バーチャル・アシスタントを雇う最初のステップとしてGVAを使えば、その効果を実感できるでしょう。
あなたが雑務にとらわれることなく、優先事項に専念できるのです。こうしたこまごまとしたタスクをGVAに任せれば、毎日少しずつ時間の余裕ができる。1つ1つの作業はほんの10分程度でも、ちりも積もれば山となるです。1日2時間浮いたとして週6日なら月に48時間、1日の半分以上が雑務に追われているなら、月に約100時間以上も浮かすことが可能です。
これを頼めばビジネスに
より大きいレバレッジを掛けれる?
毎日の雑務から解放され、自由になる時間を手に入れることができれば効果絶大です。ですが、あなたのメイン業務をアウトソーシングできれば、あなたのビジネスにさらにレバレッジを効かすことができると思いませんか?であれば、そんな業務も、外部に頼んでしまえばいいのです。
例えば、企画とかそういうことも含めて、本当の正社員でやるようなことをお願いする人もいるのです。例えば、あなたのブランド作りや、見込み客の獲得や、ビジネスの拡大に極めて有益なアプローチのコンテンツ・マーケティング。
その計画や戦略を練るといったことから、コンテンツの製作まで、そんなことも専門のバーチャル・アシスタントにまかせてしまえば、あなたは時間の短縮ができ、より早く効率的にビジネスを大きくできるようになります。
そんなタスクを必要なときに単発のプロジェクト単位でまかせれば、コストもその時しかかかりません。それとは逆に、企画関連などの職種を専門家に長期的で頼むことも、バーチャル・アシスタントなら選べます。
このようにバーチャル・アシスタントを活用したり、あるいは数人のバーチャル・アシスタントを使って「バーチャルチーム」を築き上げれば、あなたは雑務に追われることなく、自由な時間を手に入れて、ビジネスを成長させるための業務に専念できるようになるのです(バーチャルチームができれば、あなたがもう1人ではなく、あなたが何人もできるということです)。
そんなバーチャル・アシスタントの使い方を詳細に教えてくれるのが、本書『バーチャルCEO』の著者、クリス・ダッカー。バーチャルCEOとは、バーチャル・アシスタントを活用して、効率よくビジネスを運営する経営者(あるい起業家)のことを言います。
1週間全部合わせて働く時間が
16時間働けば済むようになった
著者のクリス・ダッカーも、最初は従業員7人の小さな会社を経営していました。ビジネスは大きくなっていったのですが、それにともない働く時間も1日16時間まで大幅に増えてしまい、結局にっちもさっちもいかなくなってしまい、精神的にも疲れきってしまったのです。
そこで初めて、本当に簡単な日常業務からバーチャル・アシスタントを使うことにしたのです。メールのチェックから顧客への対応、顧客からの問い合わせへの対応など、日常的な庶務。
そこから徐々に進んで、細かい管理をしなくて済むように、バーチャル・アシスタントに任せるタスクの内容や目的を明確に定義し、マイルストーン(進捗の節目)を設定しました。さらには見込み客の確保、ひいてはビジネス拡張のために、経験を積んだウェブマーケティング・アドバイザーやそのほか関連職種のバーチャル・アシスタントを使ったのです。
そして、バーチャル・アシスタントを活用してから彼は子どもの宿題を見る時間の余裕ができ、定期的に休暇もとれて、毎週金曜日も休みになりました。そして、目先の業務ではなく、つねにビジネスの将来像に意識を集中して、着実に前進していくことにエネルギーを注げるようになったのです。
そして、彼の会社は1年もたたないうちに従業員を75人のフルタイム従業員をかかえるくらい大きくなりました。最終的には、毎日12~16時間働いていたのが、1週間全部合わせて8時間~16時間働けば済むようになりました。
その効果が絶大だったため、クリス・ダッカーは今ではバーチャル・アシスタント紹介する会社を経営し、実際に多くの経営者や起業家が働く時間を減らしてビジネスを成長させてきました。そんな彼だからこそ、誰にでもわかりやすいアウトソーシングのガイドブックが書けるのです。
あなたのビジネスで
どの業務をアウトソースすべきか?
ただアウトソーシングするのが初めての起業家の場合、不安を感じやすいのも事実です。ですが、間違いが起こらないように本書は、何をどうすればうまくいくのか、最初の一歩から詳しく道案内をしています。例えば、アウトソースでます大事なのは、自分のビジネスに今どんな職種の人間が必要なのかを正しく見極めることです。それも本書のP26を見れば簡単です。
このページにあるアウトソーシングが必要な業務を見極めるための、手軽で効果的な3つのエクササイズを実践すれば、あなたがいつも「これをやらずに済ませたい」「これをアウトソーシングすれば自由になれる」と思うタスクを明らかにすることができます。
このエクササイズをするだけで、あなたは、どんな職種をバーチャル・アシスタントに任せるべきかがわかります。なので、本書のアドバイスがあれば、無駄な回り道をせずにバーチャル・アシスタントをアウトソースに活用できるようになります。
本書『バーチャルCEO』で取り上げたアイデアやエクササイズは、どれもその他大勢の起業家や経営者が、実際にバーチャル・アシスタント(VA)を試し、経験したことばかりです。なので、「もっと時間の余裕を手に入れて、ビジネスを大きく成長させ、収益を大幅に上げたい」と考えている起業家や経営者には、必ず本書が役に立つでしょう。
他にも、アウトソーシングすべきタスクの見極め方、バーチャル・アシスタントの探し方の4つコツ、バーチャル・アシスタントの能力を最大限に活用する「成功方程式」、バーシャル・アシスタントの生産性を維持する職種別のテクニックなど、あなたのビジネスを成功させるために欠かせない究極の方法が満載です。
内容の一部を紹介すると、、、