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通常、出版業界には保証なんてものはありません。本の内容が気に入らなかったらお金を返してもらう、なんて事はどこの本屋でも出版社でもやっていない事です。業界の人が聞いたらバカだと思うでしょう...
でも、私たちはそうは思いません。
理由は簡単です。本の内容に本当に自信があるからです。役立つ良い本だったら、返金しようなんて思いませんよね? でも、そこがポイントなんです!つまり、本当に役立ついい本じゃない限り、私たちのビジネスは成り立たないのです。実際この本を手にとってみて、読めば納得してもらえると思います。
もし読んでみてしっくり来ない...あるいは、使ってみたけどイマイチだった、あるいは読みきれそうにない、など、理由は何でも構いませんが、気に入らなければ1ヶ月以内に知らせてください。
圧倒的に優れた知識、価格を大きく超える価値が手に入ることをお約束します。
これが私たちの「満足保証」です。
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書籍
Vision Driven 理想の会社を作る10の質問
価格¥2,980(税込¥3,278)
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商品の説明
今から20年ほど前、2つの会社が存在しました。
その2つの会社には、いくつか共通点がありました。
どちらもフィルム・カメラ関連の事業を中心に経営しており、どちらも80年以上続く老舗企業で、世界的に有名な企業でもありました。
その2社とは、コダック社と富士フィルム社。
この2社を簡単に紹介すると…
コダック社は、創業から90年間、市場シェア90%を誇る業界の最大手企業でした。技術では常に最先端を走り、モノクロ写真からカラーフィルム、デジタル写真への移行など、常に業界を牽引してきました。
そして富士フィルムは、そんな巨人「コダック」の後を追い、追い越すことを目標に、フィルム・カメラ事業を続けていました。
どちらの企業も、売上は順調だったのですが、、、
しかし、社会のデジタル化によって、フィルム市場はどんどん縮小していきます。フィルムカメラの売上は、2001年にピークを迎え、2010年には、売上が10分の1になっていました。
多くの人が、フィルムカメラで写真を取るのではなく、デジカメで写真を撮るようになりました。すると、カメラが売れなくなったわけです。
どちらの企業も、危機的な状況になったのですが、全く違った対応を取りました。
コダック社は、デジタル化のトレンドに合わせて、新たにデジタルカメラの生産に注力しました。
アナログからデジタルへの移行は困難を極めましたが、それでも、なんとかデジタル化に成功。デジカメ市場でもトップシェアを誇り、他社の追随を許しませんでした。
しかし、その後、携帯の写真やスマートフォンが登場することで、デジタルカメラを買って、写真を撮るのではなく、携帯で写真を撮る、スマホで写真を撮るようになっていきました。
デジタルカメラの市場でトップシェアを取ったものの、その市場も衰退して、最終的には2012年に倒産してしまいました。
一方の、富士フィルムは、従来取り扱っていた「カメラ」にこだわるのではなく、自社が持っていた、カメラの技術に注目しました。
持っていた技術を応用して、将来需要がある分野を探しました。そして、医薬品や化粧品、液晶パネルなど、別の分野に事業を展開したのです。
その結果、業績が回復して、今も残る会社になっているのですが、、、
何が、この違いを生み出したのでしょうか?
・もともと持っていた技術の違いではありません。
・トレンドをいち早く掴んでいたわけでもありません。
・保有していた知識に差があったわけでもありません。
その違いは、会社のビジョンにありました。
倒産したコダック社は、社会のデジタル化に対して、ビジョンを持つ事なく、目先の売上をあげることに取り組んだんです。
数年は生き延びる事ができましたが、スマートフォンが市場に現れた時に、デジタルカメラの市場も一気に縮小してしまい、最終的に赤字になってしまいました。
一方、富士フィルムは、急速なデジタル化により「本業が消失してしまう」という、創業以来最大の危機に直面しました。そこで富士フィルムは”vision75”という経営計画を策定したんです。
そこで、「21世紀を通じてリーディングカンパニーとして生き続ける」というビジョンを立てました。
このビジョンを達成するために、何をするべきか?を考えると、カメラ・フィルム事業にこだわる。という選択肢はありませんでした。
そのかわりに、21世紀を通じて生き続けるためには、将来需要あるジャンルに進出する。そのための戦略を考えて、取り組んだんです。
それが、カメラで培った技術を、今後も伸びるであろう、医療、化粧品、などに適用して、事業を進めることにしたんです。
ビジョンが魅力的でありさえすれば、たとえ障害や反対があったとしても、人はその実現のために熱心に考え、努力する
と言ったのは、マイケルハイアット。
ビジョンがあれば、自分の目指す場所がわかるが、ビジョンが無ければ、当てもなく歩き回るしかない。
危機的な状況に陥った時、コダック社は、ビジョンがないまま突き進んだ結果、打ち手を間違い、倒産してしまった。
一方で、富士フィルムは、危機的な状況だったが、ビジョンを作ることによって、この大きな危機を乗り越えて、自ら新しい事業を立ち上げて、成長することに成功しました。
では、どのようにビジョンを作れば良いのか?作ったビジョンを社員やメンバーに浸透させるにはどうしたら良いのか?
それが書籍、「VisionDriven」のメインテーマです。
目次
-
序文 byジェイ・エイブラハム
日本語版序文
byジェイ・エイブラハム...001 -
質問1あなたはリーダーか?マネジャーか?
混乱によって失われるもの 11
ビジョンとは何か 16
ビジョンで欠かせない要素 19
ビジョンを原動力にして成功するプラン 26
あなたにとってのアポロ計画は? 31 -
質問2 ビジョンがあるとないとでは、何が違うのか?
ビジョンのないリーダーが陥る落とし穴 33
「ホームラン!」で有頂天になっていた 34
ビジョンがなければ「三振」に倒れる 36
ビジョンのないリーダーが陥る6つの落とし穴 40
未来を変える魅力的なビジョン 54 -
質問3 あなたはどうしたいのか?
方向性は願望から始まる 59
ビジョンスクリプトはミッションの宣言ではない 61
「明日を描く」のがビジョンスクリプト 64
自分のビジョンスクリプトを書いてみよう 70
最も成長が早く、最も利益率が高くなった「転換点」 81
よりよいビジョンかどうかを確認する質問 83 -
質問4 明確なビジョンか?
具体的に、はっきりと 85
ビジョンは明確でなくてはならない 87
明確なビジョンかを助ける「ビジョングリッド」 91
ビジョンを明確にするための5つのステップ 95
道なき道を進むための「適切な目」になる 99 -
質問5 やる気にさせるビジョンか?
心動かされた人が人を動かす 100
なぜやる気にさせる必要があるのか 102
1.「あるもの」ではなく、「ないもの」に注目していること 104
2.足し算的ではなく、指数関数的であること 107
3.リスクはあっても、無分別ではないこと 109
4.「どうやって」ではなく、「何を」に注目していること 112
日常業務をこなす「台本」を変える 115 -
質問6 現実的なビジョンか?
戦略と雇用に果たす役割 117
ビジョンを戦略に活かす 120
ビジョンに沿った人材雇用 133
ビジョンの見える化 138 -
質問7 納得してもらえるか?
チームを巻き込む 141
身内に売り込む 144
上司に売り込む 148
組織全体に売り込む 155
部下に売り込む 156
組織の外に売り込む 159
過去を尊重する 161 -
質問8 抵抗に遭ったらどうするか?
障害に対処する 167
現場の状況 169
手など洗うものか 173
センメルヴェイス反射 174
抵抗への効果的な対処に欠かせない3つの心構え 179
抵抗と見返り 189 -
質問9 手遅れではないか?
ビジョン転換の力 191
ビジョンアーチ 193
スタートアップのビジョン転換 195
新興企業のビジョン転換 199
変遷期の企業のビジョン転換 202
成熟企業のビジョン転換 205
老舗企業のビジョン転換 208
ゾンビ企業のビジョン転換 212
死に体企業のビジョン転換 215
永続的なビジョン転換 219 -
質問10 準備はできているか?
目の前の旅に備える 221
逃したチャンスは二度と訪れない 223
忘却の道へまっしぐら 224
すぐに行動を起こそう 226
ビジョンを原動力とする未来 229
注釈 232
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