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ザ・ストーリー
ザ・ストーリー
単行本:475ページ
出版社:ダイレクト出版株式会社
ISBN-13:978-4-904884-95-9
著者:ロバート・マッキー
価格 5,400 (税抜) 通常配送料無料

商品の説明

あなたのビジネスを成長させ、競合と大差をつけるためにとても強力なツールがあります。それが、「ストーリー」です。 これを正しく使えば、より多くのクライ アントを魅了できるでしょう。さらに見込み客や顧客は、あなたのビジネスとより深い結びつきを持ち、より多くのお金を使ってくれるでしょう。ここからが重要なポイントです。

ビジネスとストーリーが、
一体どう関係していると言うのか?

ここであなたに、ビジネスでほとんどの人が知らない秘密をひとつ明かしましょう。実はあふれる多くの情報の中から見込み客や顧客の注意を引くことができている(つまり同じような商品やサービスでもライバルと差別化できている)洗練された起業家や経営者は、ビジネスにストーリーを入れている、ということです。

例えば、アメリカのシュリッツ社というビール会社は一時業績が最悪で、業界で最下位に低迷しただけでなく、このままでは倒産寸前という状態が続いていました。そこで、最終手段として当時超一流の広告のエキスパートに販売強化を頼みました。

そこで彼がしたことは、ビール工場でビールの製造工程を最初から最後までじっくり観察することでした。そのビール製造工程にはビールの殺菌方法、ろ過の回数、使っている水の純度など、彼にとって目新しい発見がいくつもありました。

ですが、それはビール会社にとっては当たり前のことだったので、シュリッツ側はそれらの事実に特に注目していませんでした。ところが、その事実を広告のエキスパートがストーリー化して伝えたところ、消費者の反応は激変し、シュリッツは半年で業界1位となったのです。

シュリッツはライバル社と違った製造工程でビールを製造していたのでは決してありませんでした。 ですが、ビール製造者が講じる手段を一般人にストーリーを作ることよって、シュリッツは他のビール会社と違うと消費者に確信させたのです。 製品にも何の変化もありません。唯一の変化はストーリーでした。

世界屈指のエキスパートたちの秘密も
ストーリーだった?

他にも、ダイレクト・マーケティングの世界的権威、ダン・ケネディのセールスレターのほぼ全てにストーリーが入っているし、全米N0.1のセールス・ライターであり、通販事業で伝説を作り上げたジョセフ・シュガーマンが成功させたキャンペーンのほとんどはストーリーをベースにしているこという事実を考えると、ストーリーの持つ効率性と効果は疑う余地はないでしょう。

このようにストーリーはあなたのビジネスをその他のビジネスと区別します。言い換えれば、あなたのビジネスが他と何が違うのか、市場のほかのビジネスとどう差別化されているのかを示すことができるのです。さきほどのビール会社の例でもそうですが、同じような事実があったとしても、それをうまくストーリー化することによって相手の反応が全く違ってくるのです。

だからこそ、ストーリーを取り入れることによって、あなたはライバルと差別化できるだけでなく、 即座にリターンを受け取れるようになるのです。でも、ストーリーの大切さがわかったとして、どうすれば相手の心を動かす(ビジネスなら、見込み客や顧客の心を動かす)ストーリーを作ることができるのか?

ほとんどの人はうまくストーリーを作ることができないでしょう。なぜか?なぜなら、ほとんどの人がストーリーの作り方を学んだことがないからです。さらに言うと、正しいストーリーの作り方を知らないからです(実は、プロでもそんな人は多いのです)。

ストーリーで必要な2つの要素

人の心を動かすストーリーを作るためには、2つの要素が必要です。それは、内容とフォーム(出来事の選択と配列)です。つまり、独自の材料とユニークな語り方が必要なのです。

この内容とフォーム(出来事の選択と配列)のうち、独自の材料、つまりあなたの商品、サービス、そのメリットや製造プロセス、設立の経緯、経営者の情熱など、全ての人がストーリーに盛り込むべき自分自身の事実、つまり内容をもっているはずです。

ですがどうですか?あなたはそれをうまく伝えていますか?セールスレター、ホームページ、ダイレクトメール、ブログやメルマガ、あるいはYouTubeやFacebookなどのSNSで伝えていますか?ほとんどの人がうまく伝えられてないのではないでしょうか?

オリジナリティは内容とフォーム(出来事の選択と配列)から生まれます。内容をフォームに当てはめることで、ストーリーが出来上がります。ストーリーでは何を語るか、そして、どう語るかが重要なのです。

なので、たとえあなたが持つ内容がユニークなものだとしても、語り方が型にはまったありきたりのものなら、そのストーリーは見込み客や顧客にとってありきたりのストーリーになってしまうということです。

だからといって、奇抜さとオリジナリティを取り違えてはダメです。

ライバルとの違いを打ち出すために奇抜さを追っても本末転倒だし、それでは失敗します。そうではなく、人とは異なる内容を選び、異なるフォーム(出来事の選択と配列)を使うことで、独自のストーリーを作ることができるのです。

そんな人の心を動かす独自のストーリーの具体的な作り方を本書『ハリウッド式:人を感動させる物語の造り方「ザ・ストーリー」』で公開します。著者は世界的一影響力のあるシナリオ講師のロバート・マッキー。ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンなど、世界の映画産業、テレビ産業の中心地でシナリオセミナーを開催し、彼のもとからは、35名のアカデミー賞受賞者、164名のエミー賞受賞者を輩出しています。

そんな人を感動させるシナリオを作り続けてきた脚本術のプロだからこそ、平凡で陳腐な表現ではなく、独自の材料をどう選んで、どう配列すれば人の心を動かすことができるかという、これまでもずっとそうであり、これからもこの方法でうまくいくという原則を公開できるのです。

なので、この原則に従えば、ストーリーが必要な全ての人。あふれる情報の中でライバルに差を付けて注意を引きたい起業家や経営者、それを実現したいコピーライター。それだけではなく、セミナーや講演の講師、映像の脚本家、など、ストーリーを語る人たちにとっては、”いつの時代でも通用するストーリーを作る方法”を知ることができるのです。

その内容の一部を紹介すると、、、

目次

INTRODUCTION 型破り脚本術

PART1 脚本家とストーリーという芸術

chapter1 ストーリーは「生きる」こと

PART2 ストーリーの構造

chapter 2 構成のスペクトラム

chapter 3 物語世界を創造する

chapter 4 ジャンルと決まりごと

chapter 5 構成とキャラクター

chapter 6 思考と感情のデザイン

PART3 デザインと発想の原則

chapter 7 ストーリーの本質

chapter 8 インサイティング・インシデント

chapter 9 困難の連鎖

chapter10 シーンをデザインする

chapter11 シーンの分析

chapter12 コンポジション

chapter13 危機、クライマックス、解決

PART4 脚本の執筆

chapter14 敵対者の原則

chapter15 状況説明

chapter16 問題と解決策

chapter17 登場人物

chapter18 脚本の実際

chapter19 プロの流儀

EPILOGUE フェードアウト

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著者紹介

ロバート・マッキー

ロバート・マッキー(Robert McKee)

情熱的なセミナーで知られるシナリオ講師。ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンなど、世界の映画産業、テレビ産業の中心地でシナリオのセミナーを開催している。彼のもとからは、35名のアカデミー賞受賞者、164名のエミー賞受賞者を輩出している。
そのほか、企業家に向けたセミナーも開催しており、トライスター・ピクチャーズやゴールデン・ハーベストなどのメジャースタジオのコンサルタントを務める。
1991年には『J'accuse: Citizen Kane』でイギリス映画テレビ芸術アカデミーのアワードを受賞した。

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